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編物の基礎を漫画で「ループちゃん物語」

先日の押売り手編み教室で投げ掛けられた疑問

・棒針編みで、ループのどちら側に針を入れればいいのか

・自分は今表を編んでるのか裏を編んでるのか分からない

これに対してどうやって教えたら分かりやすいか?を考えていたらパティさんの本の挿絵をヒントに、編物の目を擬人化したら分かりやすいのではと思いついた。

ということで、「ループちゃん物語」のはじまりはじまり〜

ループちゃん物語

ここに「糸」という1つの生命体があります。

糸は土台となるものを見つけると忍び寄り…

すき間から「顔」を出します

この顔の名前は「ループちゃん」

1つの生命体だった糸は土台から顔を出すとループちゃんとなりひとつひとつ個性を持ちます

ループちゃんはお母さんループを土台にして次々に子供を生み出します

どんどんどんどん増えます

こうしてループちゃんが沢山集まると「ニット」と呼ばれる村を作り、ループちゃんたちはのびのびと暮らします

ループちゃんには男と女の様に二つのタイプがあります

この子達の様にお母さんから産まれる時に前向きに産まれる子と、

この子達の様に、お母さんから後ろ向きに産まれる子がいます

全てのループちゃんは「前向き」か「後ろ向き」のどちらかです

ループちゃんはいつも隣の子と手を繋いでいます。

後ろから見ると手を繋いでいるのが良く分かります

こうしてループちゃんたちが集まってできたニット村。

色んな形のニット村は人間の役にたつの道具となって活躍してくれているのです。

おしまい!

物語の解説

さて、これを読んでも???な方も沢山いるかもしれませんが、何が言いたいかを解説するのでもう少しお付き合いください。

編物は一本の糸でできています。

押さえとなる土台があるところならどこでも編み始める事が出来、アメーバの様にどんな形にもなります。

作り目というのはこの土台を作る作業です。

編物はループで構成され、一見複雑なものに見えるかもしれませんがそのループの種類は表目か裏目かのたった二つです。

その見分け方は、土台からどちらの方向に向ってループが出ているかです。

土台ループから自分の方に向って顔を出しているのが表目、土台ループから奥に出ているのが裏目です。

編み針をループに入れる時に大事なのは、「右側か左側か」でも「前側か後ろ側か」でもありません。

ループちゃんが隣の子と繋いでいる手がねじれないように針をいれるのです。

つまり、次に編もうとしているループが(進行方向に対して)手前のループと繋いでいる方の手に針を入れるという事です。

これは交差編みなどどんな複雑な編み方でも同じです。どちらと手を繋いでいるか、ここを見極めれればもう迷うことはありません。

逆に「ねじり目」の場合はループちゃんの手がねじれる様に、(進行方向に対して)奥側のループと手を繋いでいる方を針ですくうようにします。

この様にループをひとつの生き物として例えると色々ななんで?が分かりやすくなります。

裏天竺が横に糸がはしっている様に見えるのもループが後ろで手を繋いでいる、と考えるとよく分かります。

ちなみにループちゃんがのびのび暮らしているのは、お互いに押さえつけ合っていないからです。

織物はたて糸とよこ糸でお互いを押さえつけ合って構成されています。

ニットは一本の糸でつながっているのに対し、織物は複数本の糸を重ね合わせて出来ているという作り方の違いで、(編物)は伸びる、織物は伸びないという結果がおこります。

ループちゃんたちはお互い手を取り合っているだけでひとつのニットという形を作り上げているのです、やるな〜ニットちゃん!

いかがでしたか?

今後もループちゃんを使ってニットの解説をしていきたいと思います。

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