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娘の羅針盤が狂った

久しぶりの再会

やっとピースが出来るようになったのに、もうじき3歳。指3本立てるのは難しいよね

日曜の大垣城のフリマに行った時に別の事件も起きていた。

フリマスペースの隣には公園があり、娘を遊ばせていた。すると、ある女性と目が合った、あれ!先生じゃん!!彼女もこちらに来て、おおおおーっとなる。

娘のスクールで年始から体調不良の為ずっとお休みしている先生で、娘は彼女の事が大好き。スクールでのお母さん的存在で、いまでも毎日毎日彼女の名前を私に言う。スクールに来れないのをとても残念に思っていたので、こんな偶然会えた事を喜んだ。自分の下の娘を公園で遊ばせていたところだそうだ。さぞ娘も喜ぶだろうと思ってみると、私に隠れて泣いている。こんな小さな娘も久しぶりで感情が高まって泣いているのだと思って、私も感涙した。

去年のハロウィン、いつも彼女は娘のそばにいてくれた

しかししばらくたっても全然先生に顔を見せようとしない、先生に触れられると嫌がる。なだめても全然だめだったので、とりあえず連絡先を交換してその場を離れた。

眠かったかなぁ?と思いつつ、ちょっと様子がおかしいので、ずっと先生の話題には触れなかった。そして家について普通に戻って笑ってる時にもう一度聞いてみた。「今日先生に会えて嬉しかった?」すると顔をこわばらせ首を振る。そしてうつむいてしくしく泣き出したのだ!
私は驚き、もうそれ以上は聞かなかったが、あんなに大好きな先生だったのにどうしてか分からず混乱した。何か悪いことでもしてしまったのか?とちょっと考え込んでしまった。

やっぱり羅針盤がくずれたのだろうか?

秩序の敏感期

敏感期を利用して、産まれたばかりでも食べ物にありつくようにプログラムされている生物もいる

モンテッソーリ教育では2歳頃は秩序の敏感期のピークにいるとされている。
敏感期というのは、生き物が成長の過程で「ある特定の機能」を成長させるため、特別に際立った感受性を持つ時期のことを指す生物学の用語です。ほとんどの敏感期は幼児期に多く現れます。そして敏感期に入っている時だけ、その「ある特定の機能」を苦労なく吸収することができるとされています。特定の機能とは、言語や運動、数、音など様々です。子供の頃の言語習得が大人と比べ物にならないほど早いのは、この為です。大人になってから英語をしゃべりたい!と英語に自分で敏感になっても駄目ですよね、その時期しかないのです。

そして、秩序感というのは順序、場所、所有、習慣、空間、時間などに対していつもと同じ」ということに強くこだわる時期です。お父さんのコップをお母さんが使っちゃ駄目!とか、うちの娘は車検の代車に絶対乗ろうとせず、自分の車じゃなきゃ乗らない!とか、イヤイヤ期特有の訳の分からない、これじゃなきゃダメ!が秩序感です。「もう!これでいいでしょ!」「同じだって!」って何度言わされた事か。

いつも同じである事が彼らにとってはとても重要な事

ではなぜ、秩序感の敏感期なんてものがあるのか。それは子供たちが自分の中に「羅針盤」を作り上げようとしているからです。

産まれてきたばかりの子供は世の中の事は何もわかりません。でも実は一生懸命に分かろうとしているのです。この頃の小さな子供は環境を丸のみして世の中を理解しています。すべての教科書一言一句丸暗記して、期末テストに望むかんじ?です。そうなると、困るんですよ違う教科書に差し替えられたり、順番替えられたりすると!一言一句、句読点の有無も、挿絵の場所さえ同じにしといてほしいんですよ!どうでもいいじゃない!同じじゃなきゃ覚えれないんだ!

え、まじで丸暗記!?とビビりますが、子供ってよく見てますよね?よく覚えてますよね?物がある場所、それを誰が使っているか、どういう順番で物事が流れているのか、どれくらい車に乗ったら幼稚園につくか。とか全部丸暗記して自分のいる世界はどんなところなのか、その中で自分はどこにいるのか、自分の中に羅針盤を作ってそれを理解しようとしています。

そしてその行為は誰にも決して止められません。自分でも止められません、生物としてインプットされてるからです。

いつもいない場所にいる先生

いつも学校にいる先生が公園にいる。
いつも制服を着ている先生が、違う服を着ている。

こういう事だろうか?と私は想像する。彼女の中で存在感の大きかった先生だけに、このいつもと違う現実を目の前にしてしまった時、大きく彼女の羅針盤が狂い、上手くそれを受け止めきれなかったのだろうか?

最初は、自分の先生が学校に来ずに、別のお友達と遊んでいるなんて!裏切られた!と思ったのかと考えたが二歳児がそういう考え方はしない気がする。

この子の中で一体何が起こったのだろうと改めて子供の神秘を感じたし、それを目で見えればいいのになと感じた。理解できないのが歯がゆい。
彼女はスクールの先生からも言われているが、かなり繊細な方に見受けられるので気を付けて見守りたいと思うのと、それでも分からないものは分からないので私はとにかくいつもニコニコ母さんでいようと思った。

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