糸ってどうやって出来るの?
去年行った東京スピニングパーティーで、子供たちに糸の紡ぎ方を教えている団体の方のお話を聞きに行った。
とても興味があったので、直接話もさせてもらい親切に色々教えていただいた。
それから日々自分で行っている手しごとのワークショップ。
「木育(もくいく)」をされている友人の活動もいつも気になっている。
何かしたいし、自分でも動いてはいるけど、なんだろう?
近いけど、ちょっと違う、なんか似てる、自分は何を求めてるんだろう?
とぼんやり考えていた時に、ふと幼稚園のママ友の口からこんな話が出た
「娘にね、”糸ってどうやって出来るの?”って聞かれたのよ。なんとなくは知ってるけどちゃんとは答えられなかったな~」
あ、これだ!と思った。
この一言で点が線につながって「糸育(いといく)」という世界が私の中いっぱいに広がった。
五感を使って、自分の身の回りのものを知る
私が学校で繊維を勉強しはじめた時、一番最初は河原に連れていかれて、伸びた藤ヅルを採取するところから始まった。
一晩水に浸して皮をはいで繊維をとりだし、繊維をねじってつなぎ合わせて糸を作るという一番原始的な方法から教わった。
この原体験から始まり、繊維の世界に飛込んでからも、五感を使って学んだ体験だけは鮮明に覚えている。
そしてそれがすごい自分の宝になって、実際それで飯を食っている。
私はこれを教えたい!と思った。
子供から大人まで分かる、目で見てわかる、自分でやってみる、そこに説明は要らないぐらい面白い授業をやりたいし、私なら出来る!と直感的に思った(っていうか全部人から教わったことだけどね・・!)。
それが何につながるか分からないけど、繊維に囲まれて生活してるんだからきっと何かの役に立つ!
という事で、「木育(もくいく)」という言葉をヒントに「糸育(いといく)」という言葉を勝手に作り、勝手に講師と名乗り始めました。
私、糸育講師やってます!!
自宅でのサロンも全部糸育にしました、でもついでにその他の事も何でもご質問ください。
待ってます!
糸育講座第1回目?
と、待っていてもいっつもだーれも来ないので、また友人をつかまえた。
押売り糸育教室。
そもそも友人と「一緒にスピンドルの練習しよー、スピンドル部つくろー」と誘っていたのである。
その延長線上に何かある!と思っていた矢先にこの糸育を思いついたので、これも糸育講座だなと私が勝手に思っていただけだけども。
この日は自分で種採りをした綿と、ウールを混ぜた混紡綿をスピンドルで紡ぎ、双糸にしました。
さらに、小さな子供でも紡ぎが出来るように、お箸をつかった紡ぎ方もやってみました。
一人が綿を繰り出し、一人がその綿をお箸に巻き付けていきます。
これだけで、糸が出来ます!
糸育講座ではこの糸を使って小さなコースターなども作って、綿から糸、糸から形に変えてお土産ももって帰ってもらえる内容にしたいと考えています。
出張講座もやりますよ~!
糸育サロンはお問合せページからお気軽にお問合せください!