今までは座学だったがほんとに勉強会もこの3回目からは実技に入ります。
ゴールデンウィークあたりで衣替えをする人も多いと思いますが、羊もそろそろ毛が暑くなってくる頃。毛刈りシーズン到来です!本州だとだいたい4月中旬からゴールデンウィークがシーズンだそうです。
ということで、10年以上前に毛刈りをさせてもらった元牧場にまたお願いして行ってきました。片隅に4頭の羊(サフォーク種)と各種ニワトリがいっぱい。
今日はIちゃんと、Iちゃんの旦那さんも参戦!You Tubeで10本以上毛刈り動画を見て予習済みらしい。
本当はひっくり返して腹からバリカンで刈っていくが、危なくもあるので背中から裁ちハサミで切っていく。
ギリギリのラインを切るのが難しくハラハラ。際で刈らないと、毛が残って暑いし、繊維も短くなるので使いにくい。でも毛の弾力がすごいしどこまでが毛なのか分かりにくい!
でも早く刈らないと羊も嫌だと思うので必死でスピード重視で刈っていく。最後の方はもう毛はどうでも良くなり、早く羊を開放してあげたいし、羊を抑えているおじちゃんも疲れてるだろうしと思い、ジャキジャキ!
で、結局慣れてきたら2回も肉を切ってしまった。おばちゃんが「皮下脂肪が多いから大丈夫、ほら、血もにじむだけでしょ」と言ってくれたが可愛そうすぎる、ごめんよぅ!周りには、お尻に針を持った動物を狙うハエがたくさん。そのせいで皮膚もただれていた。余計な負担になってしまったのは間違いない。
とにかく私も10年前の事はすっかり忘れていて初体験な感じだった!その全てが興味深く、みんな大興奮で終えた。
毛のボリュームや温かさ、じっとりとした油や毛を刈られている時の羊の様子、五感でいっぱい感じながら体験させていただきました。
Iちゃんも「やってみないとわからないですね~」を連呼してた、ほんとほんと。
羊さん貴重な体験をありがとう!おじちゃんとおばちゃんも本当にありがとう!ここでは無料で色々な経験をさせてくれる、娘もニワトリの卵を収穫して沢山有精卵をお土産にもらってきた。
いつか何か編んでお返ししたいなぁ、と思った。
~Iちゃんより感想文をいただきました~
4月23日 ひつじ 毛刈り
今回、ひつじを見るのは初めてではないし、youtubeで動画も見ていざ、羊さんに対面。
これは脳内のシュミレーターや見たものは通じないなと…直感的におもいました。
“わくわく!”ではなく”いのち”って感じの所で心に突き刺さるものがありました。
やってみないと分からない、羊も人と同じように、十人十色かぁ~…と、考えさせられました。
羊の体温、臭い、手触り、これを感じながら本や動画では得られないもの、何かとは分かりませんが感じる事ができました。
ある意味命をもらってる気持ちで生活に落とし込むというのは自然のサイクルというか…
(羊の毛を)カラスも巣作りに持って行くと聞いたので私もその一部かと思いました。
今後の羊さんの行き先が楽しみです!笑