先日のオーガニックマルシェで良くお隣になるお店があって、そこの商品がなんと「わた絵」!
綿の話を色々教えてもらっていたが、最近収穫が始まって・・と伝えたら収穫方法を教えてくれた。
全部開くまで待たなくていい
「下の方からワタが開き始めるでしょ、それで上の方の実が開いてなくてもみんな固くなっとったらもう切っていいんよ」
えっ!実が開いてから採るんじゃないんですか?
「うんうん、まだ閉じてても大丈夫。葉っぱだけは全部切ってね。カサカサになってワタについたら取りにくくなるで」
お水に浸けとくの?
「いや、つけといてもつけとかんでもどっちでもええよ、そのうちポンポンとはじけてくるで」
という事です、知らんかったーー!
結構な割合を綿が占拠しているので早く場所を空けて冬畝にできるし、いい情報をありがとう、おばちゃん!
実際にやってみた
最近収穫量が増えてきたが、ひとつひとつ探して採るのは結構手間だし、見逃しが多い。
それにしても、すっかり綿も立派に育って、ゆうに私の背丈を超すものも出てきた。
肥料も要らないし、乾燥にも強いし、ほんとに種を植えただけで私でも簡単に育てられている。
風で倒れそうになってるやつもあるけど斜めのまま耐えてる。
確かに今の時期、葉巻虫?の卵だらけになって実もダメになってしまったものもあるが、全体的に見てそんなにひどい虫害はない様に思う。
綿畑に農薬ぶちまけるって、やっぱり慣行農法と自然農の違いだからだろうか?
とか考えながら早速おばちゃんの言う通りに何本か試しに実が付き始めた株を採ってみた。
水も入れてない。
上の方はまだ実が固くないのもあるけど、待ちきれない、どうなるかな?
また追記します。
綿の新しい使い方
最初に「わた絵」とサラっと書いたけど、実はわた絵は世界で多分彼女だけがやっているアートなのだそうで、押し花に使うベロアの様な短起毛の台紙にピンセットで綿の繊維を並べていって絵を描くという技法。
動物の毛並みがすごくリアルに表現できる。
同じ動物なんだからウールじゃダメなの?と聞くと、ウールは縮れがあるから細かい表現がしにくく、色々試したけど綿が一番いいのよ、と言っていた。
家庭菜園などでちょっとだけ育てた綿、どうしよう・・と思ったらおばちゃんのお店に来てください。すごいよ!