ラジオは新しい?!
なんてことない話題だが、ラジオ体操の話をしていたら思い出したので書いておく。
私の仕事のお手伝いに来てくれているIちゃん。彼女は私の14個くらい下なので1993年生まれとか?かな。
二人で仕事をする時はだいたいNHK第一のラジオをつけている。子供を産んでから、FMラジオが聞けなくなったので若いIちゃんには退屈だろうと思いながらもつけていた。
ある日その事をIちゃんに聞くと「いえ、私もラジオいいなって思ったんですよ!」という。
その訳を聞くと「今情報仕入れるときって全部Youtubeとかインスタじゃないですか、だから自分の興味ある事は沢山大量に入ってくるけど、それ以外の情報って入ってこないんですよね、だからラジオって自分の興味ない情報も勝手に教えてくれるんでいいなって思ったんです。」
へー!
バックパッカーの読書事情
その話をされてバックパッカーをしていた頃の事を思い出した。
私がバックパッカーをしていたのは2005~2007年頃だったと思うが、その頃はまだまだアナログな世の中だったので、本が読みたくても紙の本しかなかった。だから沢山持ち歩けないバックパッカーは日本人の旅人と会うと自分が持っている本と相手の本を交換した。これが一番簡単に日本語の本を手に入れる方法だった(国にもよるかもしれないけど)。
そうなると、自分のところに周ってくる本が自分が興味あるものとは限らない。というか、ほとんど興味ないものばかりだった。本屋に行っても絶対自分が手を出さないジャンルも多かった。
何これ?なんでこんな本持って旅にでるの?と疑問に思うこともあったが、それしか読むものないし、暇だからペラペラとめくり始める。すると、たいがい面白いのだ!
へー!へー!こんな世界もあるのね、こんな考え方の人いるのね、と世界旅行の途中で、もういっこ深い世界旅行をしていた。
1番記憶に残っているのが、壺井栄の「二十四の瞳」。名前は知ってたし、舞台の小豆島にも訪れた事があるが読んだ事はなかった。
どこの国か覚えていないが、広いベッドの上で涙を流して何度も読み返していた。日本から遠く離れた地でこんな名著に出会うとは(本読まない子供だったのがバレますね)!
なんかとてもいい思い出というか、いいシステムだなぁと思う。そんな事、現代のバックパッカーでは体験できるのだろうか?みんなタブレットを持ち歩いているのだろうか?
私の唯一のお勧めラジオ
話は戻るが、だからといってラジオをお勧めしているわけではないし、現代の状況に嘆いている訳でもなく、そうなんだなぁというなんの深みもないつぶやきなのです。
しかも私はごく最近ではNHKラジオまで聞けなくなってきた。なんか色んな社会問題や政治の話とか調べたり考えたりすると、混乱というか疑心暗鬼になり、価値観の洗脳に聞こえたり、なんか素直に受け取れなくて心が疲れてくる。
だがしかし、そんな私が唯一心待ちにしているラジオ番組がある。
東京FMの「スナックラジオ」
その名の通り、メインパーソナリティのリリーフランキーさんがバイトの女子たちとスナックトークを繰り広げるという番組。
放送禁止用語連発なので、最初は一人個室で聞くのをお勧めするが、くだらない話から深い学びのある内容で、私は子供がティーンになったら性教育や多様性その他の社会学習も兼ねて皆この番組を聞いてほしいと思う。
でもこの番組は対象年齢層が広い。どんなに年取っても楽しめるのもいい。
私の知ってる狭い範囲内では、この番組が一番リアルを伝えてくれていると思う。みんなが本当の事を話している、それだけなんだけど、それがすごく落ち着くのである。
こういう番組や新しい音楽に出会えるのもラジオのいいところ、とすればオススメかもしれない。
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