新しい糸「ののやん」で製品を編んでみました。
ベストと羽織り試作
「ののやん」でベストを編んでみました。全部一本の糸で繋がっています、一筆書ベスト!
いいじゃん!と思って着てみたら、、赤い防弾チョッキ?かなりボリューミーだった涙。
よし、編み直そ。
今度は首を通す羽織りにしました!
すぐ編める、すぐ解けてまたすぐ編める。
トータルて1時間くらいかな?
えっ!子泣きじじいみたい???笑
でもすごく暖かい!
丸いシルエットがお気に入りです。
今回の、ののやんは所々違う色を入れてランダムスラブにしています。
プレーティング技法
さらにこの糸には編み機のプレーティング機能を使っています。
違う口に糸を入れて編み込む時に少し時間差を付ける事で前側に来る糸と後ろ側に来る糸を分けられます。
赤とピンクの二本で編んでいますが、ピンクの糸が手前側にきているのがわかりますか?
これは機械編みならではの技法です。
太い糸の裏に細い糸を隠したい時などに良く使われ、靴下の細いゴム糸を後ろに隠したり、下着類に良く使われているイメージです。
手編みでこれをやるのは至難の技?結構難しいと思いますがテンション調整すれば出来るのかも?
にしても「ののやん」は幅が狭く、速度も上げて編むので糸道が貧弱な機械編みではエラーが出やすく、更にプレーティングを使うとより大変になりました。
写真は糸道にセロハンテープでちょっと手を加えてますが、「ののやん」を早く編むために改造をどんどん加えていかなければいけない。
こんなの自動機で編めばなんなく勝手に編んでくれるのですが、、うーん無いものはしょうがない。
縮絨加工
この糸はウールベースなので縮絨をします。しなくてもいいけど、したいのでします!
だいたい50〜60℃のお湯を洗濯機にためて、10分程度洗います。剤は入れずお湯だけ。
ぐちゃぐちゃにならないようにびびろ(白いテープ)を付けてみたけど、
結局ぐちゃぐちゃだー。ここも要改善。
絡みをほどいて天日乾燥して完成。
この温かくて優しい存在感が好き。
ののやんで編んだ形で更に縮絨しても面白いかも?!後戻りは出来ないけど色々楽しんで見て欲しい〜
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