前回は繊維には天然繊維と化学繊維があって、それぞれ長所短所があるよという話をしました。
じゃあそれを自給自服生活、というか長く使える服選びにどう活かしていくか?(私は皆になるべく服を大事に長く使って欲しいと思っている)
うーん、言ってはみたもののとっても難しい〜!
糸の種類は無限大
世の中にはすごく沢山の種類の繊維があって、それぞれに長所短所があります。
そして例えばウールという名前で表される繊維の中にも沢山の種類があるし、品質の良し悪しがあります。さらに糸の作り方も多様、他の繊維との組み合わせも無数です。
また、その服の形にあっている繊維を使っているかどうかも、製品になったときの良し悪しは左右されます。
なので、一概にこれはダメ、あれとあれの組み合わせは良くないとかは言えません。
やまんば流 素材からの服の選び方
が、ここからは私の感覚でお話ししようと思います。私はこんな風に服を選びます。
①余計なストレッチは避ける
化学繊維の中にポリウレタンという素材があります。伸縮性を作り出すゴムだと思ってください。蜘蛛の糸の様に細いものもあり、見えないけど色んな所に入っています。
水着、下着類、靴下、スパッツ、ストレッチパンツなど伸縮性のあるもの、体にピタッとするシルエットの衣類には必ずと言っていいほど入っています。
混率は1%程度のものが多いですが、伸縮性が上がれば割合も高くなります。
何が問題かというと、そう、だれてきますよね?終いには白いものがいっぱい出てくる。
これは伸びて縮むを繰り返していればだんだんゴムが劣化してきて伸びっぱなしになる、ズボンのゴムと一緒です。
ズボンのゴムなら替えればいいんですが、ポリウレタンは全体的に入ってますからそれができません。
でも、それが入っているものを選ぶなとは単純に言えません。
いわゆる普通の下着や靴下などで、ポリウレタンが入ってないものを探すのは難しい場合もあるし、ポリウレタンが劣化するより前に穴が空いたり汚れたりして交換することが多いように思います。
スポーツ用のピタピタ系の衣類なんかも避けようがありません。伸縮性=機能性に繋がるからです。
ただ私は、普段用に着るカットソーやズボン、ジャケットなどを選ぶ時は、機能性やデザイン性よりも長く着る事を重要視し、ポリウレタンが入ってないものを選びます。
長くってどれくらい?と思うでしょ?
私の場合、大人の服なら10年じゃ短いです、心底惚れて買いますからもっと一緒にいたいと思って買います。さすがに長すぎます?
でも、そんなに着ようと思わない方でも、絶対に劣化は避けられません。
じゃあなるべく使わずに大事にしまっておこうと思っても駄目なんです、経年劣化してきます。
ということで、とにかく品質表示タグにポリウレタンを見つけたら、「このストレッチいる?」と一度考えて欲しいです。
長くなったのでまた次回に続きます~
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