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どっち側でもない人間

ファッションプロデューサーMB

糸を作る機械。服が出来るまでの工程はものすごーーーーく長く沢山の人の手がかかっている

久しぶりにNHKラジオを聞いていたら、ファッションプロデューサーのMBさんが出演していた。

よく出演するので、なんとなくは知っていたが、今日はなんだか耳につく事を言っていた。

彼はメンズの着こなし術を論理的に分かりやすく解説し、ファッションに興味のない人、苦手な人が簡単におしゃれに見える服を選べるようになる方程式を熟知している方である(と思う)。

彼の有料メルマガはジャンル問わず日本一の登録者数の20万人以上で、もはやファッション業界では神的ポジションなんだと思う。

全国放送で流れてきた言葉

これは染色工程

そのMBさんがNHKラジオで
「最近は良いか悪いか分かりませんが最近は服の値段が安くなってオシャレがしやすくなっています、自分の父親が畑で着る作業着なんかもオシャレですしね」
「素材の違いは一般の人が見ても違いが分かりませんからね、シルエットで選ぶといいと思います。最近はオーダースーツでも2,3万で出来ます」
「人間は一定の周期で飽きがきますからね、外に着ていくワードローブは平均で3年半で着なくなると言われています。だから服の強度なんてそんなに必要ないかもしれませんね」
なんて話していたので、なんだか耳についたのです。

もちろん上記の内容は私が話の流れから強引に抜粋したものだし、こんな感じの内容を書いただけなので、やまんばの回想だと思ってください。

とにかくファストファッション万歳な訳ですよ。洋服10年なんて着ない前提なんですよ、素材なんて二の次な訳ですよ、やまんばさん!と言われてる感じ?私は時代と真逆な考えをしていますよとラジオに言われてしまったのです。

洋服が売れて欲しい?欲しくない?

輸入されたワタ。これを糸にして、染めて、織って、お化粧して、縫って、、そんなに簡単に捨てないでほしい

毎日家で仕事してテレビも見ない私。社会から離れ、空想妄想with家族くらいの小さな社会で生きている私。たまにラジオをつけて現実が流れてきて悲しくなる私。

でも、私もMBさんと同じ側の人間なんですよ。洋服売れないとおまんまが食えない人間なのです。でもこのままじゃいけないと思う私。新しい服なんてそんなに必要ないと思っている私。
ファストファッション好きな気持ちも否定したくないけど、ちゃんと裏側の悲惨な現実も見せろよと思う私。

そして昔読んだMBさん監修の漫画は面白いし、すごい新しい考え方だと感心したのも私。
環境問題その他おいといて、MBさんのマインドは結構尊敬している。

私ってどっち側の人間なんだろう?どうしたらいいんだろう・・・・・・???????

たまにラジオつけるとこれだ。なんだろこの気持ち、いちいち引っかかってくる!
まあ、いいや、考えても分からないことは考えない事にしている。
とりあえず、どっち側でもない人間として私もいつかNHKに出るか!たしかMBさんと同い年だけど、生きている間にそんなどっち側でもない人間が沢山いる社会になったら面白いな。

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