そろそろ家のチャボたちが生後半年になる。だいたいそれくらいで大人になるという鶏たちの生態観察を久しぶりに書き残しておこうと思います。
卵を産む月齢と抱卵について
というのも、卵をついに産んでくれたからです!
生後5ヵ月と一週間で2羽のメスのうち一匹が産んだ。その後10日くらいしてもう一匹のメスも卵を産み始めた。
小さい卵。最初に採卵箱の中に二つ入っていた時は感動した。
でもすぐに「どうして抱卵していないんだろう?」と不安に思った。
もう一匹も抱卵する様子がない。
鶏を飼っている友人に聞いたり調べたりしたところ、鶏が若いうちはまだ抱卵しなかったり、季節も関係するらしい。
という事で腐らしてはもったいないので、いっただきまーす!
だいたい毎日1個産んでくれています。普通の卵にするとだいたい毎日卵1個の自給、少し足りないので、抱卵してメンバー増やしてほしいなぁ。
そんなある日、元夫がボソッっと「殺したゴキブリ、タントン(メス)がたべたよ、、、」と私に報告してきた。
コラコラ!なぜ、それを私に共有した?卵からゴキブリの足出てきたらどうしよう、、とまでは思わないけど、なんだかリアルな我が家の食の循環を感じている日々である。
鶏の鳴き声対策
前回の検証結果
前回鶏の鳴き声対策について書いた。
しかし、低い所に入れるというのは我が家のティントンには全く効果がない事が分かった。
体を縮めてしか入れない段ボールの中に入れておいても、普通にコーケコッコーッ!!とデカイ声で鳴き続けるのだ。
という訳で鶏小屋も今は元に戻してしまった。
そしてまた新しい対策を講じた。
首輪で鳴き声を減少させる
鶏が声帯を膨らませて鳴く事を逆手にとって、膨らませないように首輪をつける。
という対策があり、市販でも売られている。
よし!次はこれだ。早速試作品を作りティントンに装着。
首輪の締め具合がよく分からない。やりすぎると死んじゃうし、緩いと鳴くし。
気が狂ったかと思う程嫌がり、もがきあがいて、首輪を外す。
首輪をさらに改造し装着する
を繰り返して、だんだん慣らしていった。
が、首輪をしていても鳴く。
声が小さくなったような、回数が減っているような気はするけど、実際効果があるのかどうかよく分からない。
そもそも首輪が正しく装着されているのか、私は検証の仕様がない。けどこれ以上首を強く締めるのは嫌だ!
しばらくたったある日またティントンに外されて落ちていた首輪を見つけ、私はもう諦めた。
この戦いは無意味であるとし、ティントンに白旗を揚げた、今までごめんね・・
鶏が鳴くタイミングを分析
しかし私が潔く白旗を揚げたのも、少し気づきがあったからだ。
私がラジオを近くでかけている、娘がギャーギャー騒いだり泣いている、お昼や夕方のサイレン、などティントンをビビらす、縄張りに侵入するような気配を感じさせると、彼は発動する。
逆に物音なく静かにしていると、彼も何時間でも鳴かないのだ。
物音に関係なく、時間帯に合わせて鳴く事もある。
朝一とか夕暮れ時とかは必ず鳴く。
ちなみに鶏は1回だけじゃなく、何回も続けて鳴く。
一度数えたら連続12回コケコッコーとけたたましく鳴いた。
だから人はうるさく、煩わしく感じてしまうのだと思う。
この回数も朝一が一番長い。日中人の気配を感じて鳴く時などは、もっと回数が少ない時が多い。
さらにだんだん定期的な放送、音楽、お寺の鐘にティントンは慣れてきて鳴かなくなった。
なんだ、そんなに鳴かないなら首輪を外してもいっか、と思えたのである。
その代わりなるべく日中は鶏小屋に近づかずこちらも静かにしている。
朝だけ閉じ込める
とはいえ、早朝の鳴き声だけはきちんと対策しないといけない。
「苦情が出てからじゃ、もう遅い。我慢に耐えられなくなって苦情を言うんだから」という元夫の意見ももっともだと思う。
幸い朝型生活をしている私。鶏が鳴くより早く起きるので、起きたら寝ぼけ眼のティントンを鶏小屋から拉致し、民家から一番隔離された車庫の一角の段ボール箱の中に入れ、さらに布でくるみ、ドアをきっちり閉める。
これが現在の鳴き声対策だ。
暗くしたら鶏は寝る、というがダンボールの中でも慣れない物音がしたり、彼の中の定時がくるとけたたましく鳴き、家の中にもその声は聞こえる。
朝7時になったらティントンを開放し、女子たちの元へ戻すが、離されて閉じ込められていた彼はものすごい勢いでメスを追いかけ上に乗る。
それがなんだかムカつくので私はササッとごちそうを出し、彼らをエサに集中させる。
そんな我が家の朝。ティントン、暑いけどもうしばらく我慢してね。