事故事例から見る編み機の使い方

この4ヶ月で3件、生徒さんが編み機を使用中に怪我をしたり、怪我をしそうになりました。

私は今まで編み機での怪我を自他共に経験した事がほとんどなかったので、短期間にこんなにあったのは良くない傾向だと考え反省しています。

編み機は軽いものでも、機械ですので怪我をする恐れがあります。
その事を一番最初に伝えるのですが、やはり一度痛い思いをしないと危険意識はなかなか育ちません。

事故事例

とはいえ怪我をしてからでは遅いので、痛い思いをする前に事例を知って意識を高めよう!のコーナーです。

編み物で怪我!?と思うかもしれませんが、ノンノン!機械作業です。

油断するとこ〜んな痛〜い思いをしますよ・・・(ここからは、顔の下から懐中電灯で照らしながらお話ししますね・・ヒ〜ヒッヒ・・)


※痛い話が苦手な人は以下注意です

事例1:針のフックがファスナーの穴に引っかかった

高校の授業中、制服を着て編んでいた生徒の方から、大きな音と叫び声が聞こえた。
胸元にある数ミリ程度のファスナーの穴に、針のフックが引っかかってしまったとの事。

幸い針が曲がっただけで、怪我はなく胸を撫で下ろした。

生徒全員に改めて、服と髪型を編み機に巻き込まれない様に気をつける様、注意を促した。

講師より

編み機を使う時の服装は大事です。
服が引っかかって破れたりする事はしょっちゅうです。
やぶれるだけならいいのですが、キャリッジに巻き込まれたりすると怪我につながります。
髪の毛が巻き込まれたらどんでもなく痛いです!長い髪の毛は後ろで結びましょう。
下半身もしっかり股を開いてふんばれる服装がいいです。
油断すると足に錘が落ちてきますよ。

事例2:針で肘を打ち怪我をした

「引き返し編み」という、針を自分側に出しっ放して編むやり方で編んでいた際、キャリッジの方に気を取られて、体制を変えた時に肘を出しっ放していた針の1本に強打した。

肘に出血を伴う怪我(相当痛かった)を負い、針はバットの部分で真っ二つに折れた。

講師より

その後話を聞いてみると、「普段からよく腕が針や串歯に当たる気がする」という事でした。
レッスンで様子を見ていても姿勢で気になる点はないのですが、キャリッジがいつも重そうで、余計な力が入っていると感じました。
どうして重いか観察してみると糸のセッティング方法がよくない事に要因がありそうでした。
一つ一つの小さな事が怪我にまで繋がる可能性があります。

それにしてもこんなに綺麗に針が割れたのは、数十倍もある全自動の機械を扱っていた時でも見た事がなかったです。
相当な衝撃だったと思います。。。怖いっ!

事例3:キャリッジと本体の間に指が挟まれ怪我をした

編んでいる途中にキャリッジが止まってしまい、なんとかしようと立ち上がった。
片手で本体を押さえながら、思いっきり力を入れたら、動き出したキャリッジと本体の間に手が挟まれて、親指の皮がめくれ、したたる程の流血を伴う怪我をした(この衝撃と痛さは言葉にできない・・)。

講師より

なんという怖い事故でしょう!
怪我は幸い無事に治ったという事ですが、トラウマになるくらいのショックだったと思います。

止まったキャリッジを動かそうとする時は事故が良く起こる時です!

何か予想外のアクシデントに突然見舞われると、「やばい!なんとかしなきゃっ!!」とプチパニックになってしまい、普通なら予測してやらない事もやってしまったりします。

そんな時はまず深呼吸で状況確認が大事です。
わざと一度席を立つのもいいと思います。
「焦った時=危険ランプがついた時」と覚えるといいかもしれません。

3件の事故報告、いかがでしたでしょうか?

怪談を聞いた時の様に背筋がぶるぶるっとしてくれたらいいな(?)

最後に「いろはにこんぺいとう」の替え歌を歌って終わりましょう。

あ〜み〜き〜は き〜か〜い〜♪
き〜か〜い〜は こ〜わ〜い〜♪
こ〜わ〜い〜は か〜い〜だん♪

楽しい編み機が怪談にならない様に、今後も注意喚起をしていきたいと思います。
ヒュ〜ドロドロドロ〜

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