オンライン教室の生徒さんが、自由研究を発表してくれました。
お題は、
「ガーター編みは、機械と手編み、どちらでやる方が早いのか?!」
ガーター編みの大変さ

手編みだとずっと表編または裏編みを続けているだけで編めるから、そんなこと思いもよらないかもしれませんが、機械編みのガーター編みはとんでもなく?大変です。
一度編んだ目をすべてタッピで表に返していかないといけません・・・涙
前後の目を同時に編めるリブ機なら簡単にできるかと思いきや、リブ機でも目ウツシという作業をせねばならず、これがなかなか難しく、なるべくならやりたくない。
昔、編み機の職人さんがお洋服を生産していた時代は「ガーター器」という機械をつかって目をウツシていた様だけれども、これも結構素人には難しいし、あまりガーター器を持っている人もいない。
という訳で私もガーター編みのお洋服は大好きだけれども、編み機ではガーター編みをやらないようにしている。
タッピ返し職人へ依頼する

しかし生徒さんの中には少数派ながらタッピ返しが好きな人もいて、そんな彼女たちを私はタッピ返し職人と呼んで尊敬している。
生徒のNさんもその一人で、ガーター編みのニッタオルを沢山作って販売したり、好んでタッピ返しが沢山入っている作品に挑戦している。
私なんて5目タッピ返しが連続するだけで嫌になって畳にダイブするというのに・・もう3目が限界。
ある日、Nさんがカーディガンの長い前立てを全部タッピ返しでやるというので、5cm程度の前立ての幅だったらさすがに手編みの方が早いんじゃないか?と提案し、ごちゃごちゃ話していたところ、この際どっちが早いか決めようぜ!みたいなノリになり、前立ての半分は機械、半分は手編みで編んでどちらが早くできるか挑戦してくれることになった。
私はこういうタイムトライアルが大好きなのでとても楽しみ!
機械VS手編み結果発表!!
そしてカーディガンができました!ジャジャーン!

お約束通り前立ては半分手編みで半分機械で編んでくれました。
ちなみにこれはボタンをつけずに着るそうなので、ボタンホールはつけていません。
そしてタイムトライアルの結果は〜ジャジャジャーン!

なんと結果は、「手編みの方が若干早い」でした!!
こんなに細かく丁寧に計測してくれているとは思わず、驚きました。
もちろんこの結果は編む人や編む糸、アイテムなどによっては変わってくるので、必ずしもガーター編みをやるなら手編みの方が早い、というものではありません。
でもモノによっては手編みの方が早い場合もあるよ、というお話でした。
ちなみに写真では分かりにくいですが、Nさん曰く「当たり前だけど編み目は機械の方が綺麗〜」とのことでした!
ガーター編みをやる機会があれば、この研究結果を思い出してみるといいのではないでしょうかっ!
Nさん研究結果の共有をありがとうございました^^!
次はガーター器でどれだけ早くできるか実験とかしたら楽しそうですね♪
編み機教室のご案内

私の教室の生徒さんはこうやってそれぞれ自分の好きな事を突き詰めて、みんなに共有してくれます。私の手の届かないところをフォローしてくださってもいて、とっても有難いし、何より個性爆発で楽しいし、面白いです!
編み機の使い方だけを学ぶだけではなく、仲間と楽しく情報共有しながら編み機を学んでいく事が出来る様に、私も日々努めております。
ご興味のある方は是非無料教室体験へお申し込みくださいね!
いきなりオンライン教室はハードルが高い・・と思われたら是非無料メルマガ「あみとら」にご登録ください。
初心者の為の無料メルマガ講座やオンライン教室プチ体験なども出来ますよ!
オンライン機械編み教室について
やまんばのにしきでは初心者さん向けのオンライン機械編み教室を運営しております。
オンラインでも、対面と同様の学びが出来ますよ、無料で教室体験もできますので是非一度お試しください。
\\ 気になる方はコチラ //