機械編み教室の生徒さんから「ビスチェの編み方を教えて欲しい」というリクエストがあり、「これと同じ感じで」とご自身が着ているものを見せていただいた。
そ、その前に「ビスチェ・・・・」ってなに!?どうやって使うもの??
ビスチェとは?
この職業でおしゃれに疎いのは本当にどうしたもんかだけど、これもまた勉強。
調べると、元々は下着だけど今はオシャレとして見せる着こなしもあるという、短いキャミソール的な形のアイテムだ!という答えに辿り着いた。
(違ってたら誰か教えてほしい・・・)
ビスチェの編み方と編み図
生徒さんが作りたいものは私も一度作っておきたいと思ったので早速取り掛かりました。
①編み機のサイズを決める
②編み機に合った糸を選ぶ
③自分が好きなビスチェの形を探して決める
④編み図を起こす
①~③は順番が入れ替わることもあります。
使いたい糸があって、それに合う形を探すという時など、その時の状況によって変わります。
今回は生徒さんと同じ編み機のサイズと、使いたい糸も決まっていたので、それに似ている糸を使うというのが条件で考えました。
今回は仕事で失敗した編みかけのパーツをほどいて使う事にしました。
これがビスチェの編み図です。
左側が後身頃、右側が前身頃です。
後身頃は四角。前身頃は引き返しあみを利用して片側図ずつ編んでいきます。
編み図と言っても私の場合はこんな風に文字で書くだけですが、これで十分だと思っています。
もしこれで編みたいという方はどうぞご利用ください。
9ピッチ編み機(kh-230、ダイヤル最大)、縦2目/cm、横1.2目/cmの密度です。
ビスチェ完成
出来ました!
あの、ぼろキレからなぜこれが?と思う方もいるかもしれません。
少し体調が悪い中作ったのであまり途中の写真がないのですが、編み機で編んだあと、髪の毛を梳かすブラシで裏メリヤスの横に渡っている糸を縦方向にひっかくと糸が出てこんな風にボリューミーになります。
糸が出た状態で縮絨加工し、さらにもう一度細部まで起毛しています。
肩紐と両脇を縫い合わせた以外はどこも縫っていません。
これはもちろん師匠の糸を使っているからできる技なんですが、残念ながらこの糸の販売はありません。
紐はもちろんののやんです。
麻とウールの細番手を組合わせ、タッセルをつけました。
こうするとののやんもちょっと雰囲気変わりますね。
これがビスチェで合っているか分かりませんが、2年前の糸を可愛く復活させられたので嬉しいです。
こんなふうに生徒さんからリクエストいただければ私も簡単なレシピを考えます、皆が何を作りたいか知れるのは疎い私には有難いです。
これらの糸で作っても似た雰囲気が出ると思います。
これなら起毛、縮絨加工もいりません。
よかったらwebショップものぞいてみてくださいね!
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DATA:
ビスチェ
作成年月日:2024.03.21
作成者:Wakana.I
編み機:brother KH-230 9mm
トルソー:婦人9号
混率:
使用糸:【師匠の糸】約100g