今日は昨日浸け置き洗いしたものをすすいで乾燥までする行程です。
原毛洗浄
浸け置きした原毛を一度ザルで軽く水を切ります。その後洗濯機で脱水。
洗い桶にお湯を薄く張り、溶かした廃油石鹼を適量投入します。
手で取れる大きなゴミを除き、毛に絡まったウン〇を、液の中で毛をしごくようにして取っていきます。
縮絨(縮むこと)しやすいので液の中にはなるべく汚れた部分だけ浸ける事にします。
すすぎ
全て洗えたら、原毛の100倍量のお湯に浸けて手で押し下げザルに揚げて脱水。
それを2回繰り返します。
私たちは外でお湯が使えないので台所のシンクで小分けにしてお湯につけ、汚れの最終チェックもしながらすすぎをしました。
ここでもとにかくなるべくさわらない、動かさないがポイント。
乾燥
脱水した原毛を広げて直射日光の当たらないところに干して完成!
必要な道具
私たちが今回原毛洗いの行程で使ったもの
- ハサミ
- 浸け置き用の桶(それを保温出来る物とセット)
- ザル(毛がひっかからない素材のもの)
- 洗い桶
- 量り(キッチン用と上皿二つ使った。量によってはキッチン用だけで十分)
- 温度計
- 廃油石鹸
- 小分けする洗濯物用の袋
- 干し網
- 手袋(素手でも可)
- 脱水機(少量なら手でも出来る)
すべての道具は、日常使いのものとは別に羊の汚物が付いてもいいもので揃える必要がある。
今回家の脱水機をこっそり使ったら、急に帰ってきた元夫にバレて、洗濯槽を取り外して洗わされるという、ハプニングが発生。私は羊の毛ではなく、ほぼ洗濯槽を洗っていた。。
二層式の洗濯機を外に置きたいなー。
5/18
汚れのひどかった原毛を分けておいて洗った。
この2軍の原毛は同じ要領で浸け置き洗浄を2回繰り返した。
結果、ゴミが多く糞の洗い残しも多かった。繊維も短いものが多い。
洗いあがりの色も汚れていて1軍とは全然違う。ふんわり感も少なかった。
普通、こんなところはゴミで最初に捨ててしまう部分だと思うが実験として紡ぎまでやってみたいと思う。現に私たちには貴重な原毛だから。