エアーかおる

お土産に地元の撚糸屋のタオルを買った

やっと買えた、スーパーゼロのタオル

ちょっと前の話になるが、北海道のひいおばあちゃんの家へのお土産にタオルを買っていった。
どれくらい有名かは分からないが、私自身がずっと気になっていた「エアーかおる」というブランドのタオル。その本社が地元にある。

このタオルを開発したのは撚糸屋(ねんしや)。撚糸というのは糸を撚る(よる)という事である。

子供の頃よくねじねじほじほじしてた

紙でこよりを作った事がある人は分かると思うが、糸をねじねじする事である。
もっと身近な例で言えば、奥の方の鼻くそとりたい時にティッシュをねじねじする行為、あれもティッシュに撚りをかけているのであーる。

いっぱいねじねじすると糸が固くなるし、違う色の糸を2本ねじねじすると、ミックスカラーの糸が出来る。そんな風に色んなネジネジ技術で糸に変化を与えたり、強度をつけたり、柔らかい風合いにすることが出来る。単純な事の様に思えるがもんのすごい奥が深い技術なのである。

ずっと気になっていた浅野撚糸の技術

私は尾州地域にあるテキスタイルメーカーで働いていたが、生地は分業制で作られる為、撚糸をするには撚糸工場に発注をしてやってもらっていた。
その頃は産地全体が斜陽産業の暗い陰が漂い、昔ガチャマンと呼ばれる好景気だった頃の栄光はどこふく風、、という雰囲気。
その中でも撚糸屋さんはじめ、分業の途中行程の会社は、私たち生地メーカーが生地を売らないと商売あがったりだ。昔の栄光のまま止まっている会社、何か新しい事を自分たちで始めなければと危機感を募らせて立ち上がる会社、そんな光景を良く見聞きしていた時代だった。

そしてある時、「すごい撚糸技術が開発されたから、一緒に何かものづくりしないか?」と営業の一人に言われた事がある。「浅野撚糸さんていう撚糸屋さんなの」とパンフレットのコピーみたいな紙を見せてもらって、面白そうと思ったが、その後何が原因か覚えてないがその話はすぐ途切れた。

でもしょっちゅう「浅野撚糸さんのタオル」の話は聞いていたし、商品もよく目にするのでずっとあの糸のタオルを使ってみたいと思っていたが、タオルはもらったりするので自分の為に買おうと思わずそのままになっていた。しかし、何か軽い地元のお土産は・・?と考えた時に思い出したのだ!そうだついでに自分の分も買ってみよう!

大逆転した浅野撚糸

エアーかおる本丸。ショップやカフェが併設されている、、工場も。ここここれが撚糸屋!?

安八スマートインターのすぐ東に工場兼ショップが併設されていた。しょっちゅうここは通っていた道だが、昔はこんなんじゃなかった!すごいおしゃれ感。

なになに、「文部科学大臣表彰 科学技術賞受賞」「ガイアの夜明け」「カンブリア宮殿」などなど、そして福島県双葉町に工場を建設中って聞いてたけど、でかっ!めっちゃすごいやん!

首相始め官僚の方々も、皇室でも使われているとあった

ここまですごい事になってるとは、、、一つの撚糸技術でここまで出来るなんて、、まさに尾州ドリーム!廃業寸前だったらしいが、これで起死回生を果たし、更なる躍進を続けているなんて尾州の星。。すごーい!

工場と併設されているので、工場地帯も少しのぞける。こういう雰囲気の方が私は落ち着く。

店内はバスツアーのおばちゃんおじちゃんが、大量にタオルを買っていた。そんなにいる?絶対家にしこたまあるでしょって思うくらい。

エアーかおるを勉強できるブース。ここには誰もいなかった、、、

一体何がすごいのか

このタオルは浅野撚糸さんのスーパーゼロという撚糸技術を使っていて、その技術により、
吸水性、ふわふわ感の持続、ボリューミーだけど軽い、乾きが早いなどの効果を生み出している。

難しい技術解説はしないが、要するに普通のタオルの糸がネジネジティッシュで出来ているとすると、このタオルはネジネジしてないふわふわのままのティッシュで作られているイメージで考えてもらえばいいでしょうか。あくまでイメージね!

拡大して見たら良く分かる、
これが日の丸マークがついた今治タオル

綺麗に密に並んでいて、毛の立ちもいいが糸のネジネジは普通な感じ

そしてこれがエアーかおる

密というかはみ出しちゃう感じのボリューム。毛足が長く、ネジネジが緩いからもさもさしてる

ちなみにこれがご挨拶であちこちからもらうタオル

地が見える程、パイルの糸が少ない。毛がねていてボリュームもない。

エアーかおるの糸がふわふわなのが見ただけでわかる。毛足の長く、密度も高い。

実際使ってみた感想

娘も気に入ってずっと巻いていたがる

使い始めてまだ半月ばかりなので、ふわふわ感の持続はまだ分からないが、確かに吸水力はいい。今治タオルのバスタオルで体とショートカットの髪の毛を拭いているが、髪の毛の水が吸いきれなくて、娘のタオルの端っこを使わせてもらっていた。
でもこれは大きめのフェイスタオルサイズなのに、髪の毛までタオルドライできる。
柔らかさ、ふわふわ感も申し分ない。そして、これを数回使うと他のタオルが頼りなく感じて元に戻れなくなる。。。

うーん、、、すごいかも!

ただ、エアーかおるは柔軟剤の使用は避けて欲しいと書いてあるので、柔軟剤を使うお家の方は別で洗った方がいいのでその点は面倒くさいかも。我が家は柔軟剤使ってないのでオッケー。
ちなみに柔軟剤使わないと普通のタオルはバリバリになります。エアーかおるはどうなるだろうか、楽しみ。

それから最初は絶対洗ってから使った方がいい、濡れた手で触るとベタベタします。
洗った後が本当の姿なので陳列されている商品は触った感じはあまり良くないです。

あと全国的にエアーかおるが置いてあるショップは多いが、私が行った地元の本店「エアーかおる本丸」にはアウトレット商品売り場があった。ネットショップもあるので興味ある方は見てみてください。でも、、高いよ~(私にとってはだけどね)!

浅野撚糸
エアーかおる


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