メタセコイア染め

こないだ公園で拾ってきたメタセコイアの実。調べてみるとミョウバン媒染でピンクに染めている記録があった。

せっかくなので幼稚園カバンをメタセコイア染めでピンクに染めてあげようと、入園式の4日前くらいに思いついてしまった!

早速生地を買いに。キレイなピンク色の生地も沢山あるが、11号帆布の白生地があった。ピンクの帆布は市販にないから価値あるかなと思い購入。

そして、15年近く前に学校で習った草木染めのテキストを引っ張り出してきて勉強。フムフム。大きな文字で

「中途半端なデータならない方がマシ!」

と書いてあった。ドキッ!はい、きっちりデータとりながらやります。

生地の準備

綿11号帆布 314g オフホワイト(染め工程不明)

【精錬】白生地だけど、染めか漂白をしてあると思うので精練の工程は省略して、お湯で軽くのり落とし。

【下地】乾燥後タンパク質を付与するために豆乳を水で割った液につけて乾燥を2回繰り返す。

【媒染】アルミ媒染(ミョウバン)
常温(30度くらい)の媒染液に浸した後水洗

染料液を煮出す

1.お湯11Lを沸かす

2.メタセコイア150gをお湯に投入

3.30分煮出す

4.メタセコイアを取り除く

5.ph調整。中性だったので何も加えなかった。

染色

常温の染料液に糸を浸け加熱。沸騰後30分繰って火を止め放冷。一晩浸けておいた。

その後脱水、乾燥。

結果

手前が染めた後、奥の白が元の生地、よく乾いたらもっと薄くなった

土曜日の夜に染めたので、正直暗くて色が良く見えなかった。しかしピンクでないことはもう自覚しており、娘を抱っこした元夫が「それ何色」と聞くので「娘の好きなピンク色!」と答えると二人で「あれ、ピンクじゃないよねぇ」と笑っていた。くそー!朝起きたらピンクになってるかもしれん!と、次の日曜日の朝、干した布を見に行ってがっくり。ピンクどころか全然染まってませんやん。しかも、色が落ちるのが怖くて最後にきちんと水洗をしなかったのでメタセコイアの細かい粉が汚れ見たいについている、、、

しかし明日からもう娘の園は始まる、、、いいやいいや、カバンに仕立ててからまた染め直せばいいやん!

まだ3歳なのに30年くらい使って色褪せた感のあるカバンになってしまった。しかしそんなに雰囲気は悪くないじゃーん、元夫も出来に納得してたし(ひどいと可哀そうと絶対言われる)これで当分行ってもらおう!裏に用意しておいた刺繍ネームを縫い付けて月曜日の早朝に完成させた。滑り込みセーフ!

失敗の原因

失敗の原因は、、、正直経験がなさすぎて分かりません。が、全然糸が染料を吸収していない感じがしたので、私的には精錬の工程を省いたからかなと思った。そこで染色会社に勤めている元同居人の後輩に尋ねてみた。彼女は糸染めの色出しをしているのでちょっと生地染とは違うがアドバイスはもらえるだろう。

ガッツリ洗って精錬しないとだめだったかもですね。色素の量は充分でしたか?そもそも綿は染まりにくいですしね。糸染の場合は染の後工程は色止めとオイリングくらいでむしろ染まりやすくなる方向だと思います

という事だった。よしよし、よくわからないぞ。でもメタセコイアはまだ残っているのでまた染めてみようと思う。


▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
>>詳しい内容はこちらのページをご覧ください
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲

\今すぐ読んでみたい方はこちら/

「あみとら」への登録はこちらから