編物の非常勤講師になりました

この4月から編物の非常勤講師として愛知県一宮市の高校に勤務することになりました。
昨日が初授業。
終わった後非常に疲れていたけど、興奮して全然眠れませんでした。

でも無事に初日が終わりホッとしてブログを書いています。

授業で一番大事にしたいこと

教員免許ももっていない私がなぜこの仕事につくことになったかというと、私の編物の先生(母と同い年)が、まだまだやりたいけどもう運転がしんどいから、、と言ってプラプラしている私に譲ってくれました。

私が長く働いていた街であり、日本有数の繊維産地である一宮の若者に教える事になるなんて、、、不思議なめぐり合わせと責任感を感じています。
でもとても誇らしい気持ちです!

授業と言っても、週に2回、合計3時間だけ、生徒は4人の高校三年生。
というこじんまりした感じですが今の私にはそれでもかなりの重責で、緊張していました。

そんな時、引継ぎの話をしながら前任の先生に

「授業で一番大事にしていた事は何ですか?」

と聞くと、

「楽しむ事!!!」

と答えてくれ、私と全く同じ考えだったのでほっと胸をなでおろし、少し緊張もほぐれました。

私自身も思い切り楽しみながら、でも自分の腕に日本の繊維の将来がかかっているくらいの気概でやろうと思います。

初授業を終えて

ひとつ年上の彼女(元生徒)は東京の大学生活を満喫しているだろうか・・・

当日は緊張してお腹の調子が悪かったり、行くべき教室が分からず校内を怪しくウロウロしたりしましたが、4人の生徒たちの顔を見たらほっと安心して、普通の私に戻れました。

4人のクリエーターに、「機械編み」という素晴らしい技術を伝える事が私の仕事で、一年の最後に学外で大きなファッションショーのイベントを開催し、自分の仕事の成果もこの目で見る事ができます。

彼女たちにとっては3年間の大事な集大成の場です。

色々話していく中でそのファッションショーに対する熱い想いをハッキリ肌で感じ、あれもこれもしなきゃ・・・とまた授業後テンパり始めて眠れなくなりました。

それにしても、小さい子供としかふれあう機会がなかったけど、こんなに大きくなっても子供って(て言ったら失礼だけど)かわいいなぁ・・と年齢を聞いてみると彼女たちが産まれたのは私が夜間の洋裁学校に入った年。

つまり私の繊維元年です。

私が繊維にたずさわってきた年を生身の人間で感じ、まあこんなに大きくなって!と感慨深かった?
これまた不思議なめぐりあわせです。

28の時に産んでたら今こんな子が家にいるのかぁ・・いいなぁ、、と母モード入ったり、ヤバイヤバイと先生スイッチ入ったり感情も忙しい一日でした。

当分テンパってると思いますが、また非常勤講師の話も時々できたらなと思います。

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