仕事で傷があって使えない生地が沢山でた。ポリエステル100%だけど、捨てるのはもったいないので、機械の下に敷くラグを裂き編みで作る事にした。
裂き編みとは
裂き編みとは、布を裂いて糸にし、それを編むという手法。
いらなくなった布を簡単に再生できたり、小さすぎて使いにくい端切れとかも無駄なく編みこんでいけるので、アップサイクル?リサイクル?にとても向いている。まさにSDGSですよ。
作り方
布を裂く、というか切る
ここで大事なのは同じ太さで切っていく事。自分が持ってる編み針で編める範囲か、指編みとかできるなら太くてもいい。でも太細があると出来上がりがガタつくので、自分の目で見て真っすぐだなーと思える範囲でいいので真っすぐ切る。
もし、かなり綺麗さを求めるなら、定規できちんと図って切る。
ひと手間かける場合
本当は、切った後、少し角をとってやるといい。この布の場合はそれすらいらないのでやらなかったが、角を削るとビロビロしなくなる。
または、切り口から糸がボロボロして糸がなくなっちゃう!なんて場合は、切り口を中に織り込む様にアイロンでパイピングみたいにしつけていくといい。
私が作るものはだいたい、ざっくりとか、ワイルドとかカジュアルなものになる。相当大雑把ですから!でもそうやって綺麗にしつけてから作ると、売り物みたいに繊細で、綺麗なものも作る事ができる。それは個性とセンスによって生み出されます!
例えば、この段階で、毛糸を一本絡ませてみる、とか糸に撚りをかけてみる、とか、糸にビーズを通してみる、とか何かあるもの、出来ることで工夫をしてみると、全く違うものが出来るので、時間がある方はこのひと手間を楽しんでみてください。
荷造り用の紐なんかでも一緒に編み込むとすごく強度が上がったりします。あれも糸ですから。
編む
糸が出来たら、あとは編む。私は丸いラグを作ったが、四角でもなんでもいい。
同じ糸しかなかったら、途中で編み方を変えるだけでも表情がでる。
ちなみにこの段階で糸は丸めておいた方がいい。途中で子供に乱入されたらぐちゃぐちゃになって絡んでしまったりする。私はしないけど!今日は子供のいない時間に出来たので。
仕上げ
仕上げも何もないが、表に見えて欲しくないものは、裏側に押し込む!ぎゅうぎゅう。
後は余計な毛羽をハサミで切って整えてもいい、糸くずがまだ出るなら、一回洗って使った方がいいかも。
綺麗な糸で周りを縁取りしたりすると、すごく印象が変わったりする。
ちなみになんでこの機械の下に敷いたかというと、重たい機械も布を一枚敷くと、簡単に動かす事が出来るようになるからです。狭い仕事場なので、作業毎に機械を動かして動きやすい動線を確保しようという作戦なのです!そんな適当な敷物に裂き編みはぴったり!
という訳で、一番簡単な裂き編みを紹介しました。
出来ればシーツとか、バスタオルとかがあれば、糸を沢山作るのには楽だからいいです。
いらなくなった服も、形があるから切るのは少し手間がかかるが、糸にしてしまえば、パンツや靴下なんかも全部繋げて糸に出来るから、とっておいて挑戦してみてほしい。
しかし、パンツで出来たコースターとかは、、、び、びみょう!